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【ザイパブログ】ザイムパートナーズスタッフのブログ

2015/12/15

人間関係で困ったときは・・・?

スタッフの吉田アヤノです。さて、今月のテーマは、「○○観」ということで、私は価値観について書こうと思います。

 

価値観というものは人それぞれ異なるもので、他人の価値観を完全に理解したり、他人の価値観を変えたりすることはできません。価値観を押し付けようとすると返って人間関係が悪化してしまうという話はよく聞く話ですね。

 

それでは、会社という一つのコミュニティにおいて、様々な価値観を持ち合わせた人々のモチベーションを上げるには、どうしたらよいでしょうか?

 

そのヒントとなることが、下記の書籍に書かれています。

 

人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論
渡辺 奈都子 (著)

 

アメリカのウィリアム・グラッサー博士によると、「人間関係を始めとする日常の諸問題は、責める・罰するなどして相手を自分の思い通りに動かそうとする心理が大きな原因になっている」と指摘しています。

 

グラッサー博士によると、人間には生まれながらにして、次の5つの基本的欲求があるようです。

 

①楽しみの欲求(新たな知識を得たいという欲求)
②自由の欲求(自由に行動し、物事を選び、決断したいという欲求)
③力の欲求(認められたい、勝ちたいという欲求)
④愛・所属の欲求(家族、友人、会社などに所属し、愛し愛される人間関係を保ちたいという欲求)
⑤生存の欲求(生きていくために必要なすべてに対する欲求)

 

マネジメントにおいて、いかにモチベーションを高められるかということを考えたとき、ただ単に叱咤激励されるよりも、目標達成により自分の欲求が充たされるとイメージできた方がモチベーションは高まります。効気をつけたいのは、全てのヒトが、認められることでモチベーションが上がる訳ではないことです。知的好奇心の獲得や自由の獲得、○○してあげたい、稼ぎたい・・・人などモチベーションが上がる同期は、様々です。

 

上記の書籍には、自分がどの欲求が強いのか判別するチェックシートがあります。因みに私は、「力の欲求」・「自由の欲求」がほぼ同順位で出ていました。上司から見ると、少々扱いづらいかもしれませんね(笑)相手がどのような欲求を求めていることがわかれば、それに応じた行動を選択し、相手もHappy自分もHappyというWin-Winの関係を実現することができます。それが「選択理論心理学」です。

 

自分の欲求は自分で決めることはできても、他人が勝手に決めることはできません。

 

「部下が何を考えているのかわからない・・・」とお悩みの方には是非オススメの一冊です。

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