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2020/05/01

ナゴヤ新型コロナウイルス感染症対策事業継続資金が発表されました。

ナズさん
2020年5月1日。名古屋市からマルコロ融資の詳細が発表されました!
(正確にはナゴヤ新型コロナウイルス感染症対策事業継続資金と呼びます。)

イムちゃん
ポイントは、なんといっても利息ゼロ&信用保証料ゼロのダブルゼロですね!

ザパトくん
(・・・キャッチコピーを勝手につけるな)。
そのとおりだね。最大で3年間の利息補給と信用保証は全額名古屋市が補填してくれる。利息ゼロではないけど、あとで利息がキャッシュバックされて振り込まれるとイメージしてくれればOKだ。

イムちゃん
融資額はいくらまで借りることができるのですか?

ザパトくん
限度額は3000万円。
ただ、利息補給には条件があって、売上高(月商)が前年同月より15%以上ダウンしていることが必須となる。このあたりは他の融資同様、試算表で示すことになるね。

イムちゃん
利息補給といえば、日本政策金融公庫でも同様の制度があったような・・・。

ザパトくん
そうだね、同じ3000万円を限度に、当初3年間利息が補填される制度がある。いわゆる特別利子補給制度と呼ばれているものだね。こちらは売上ダウンの要件が少し違っている。
結論的には、今回のマルコロ融資の方がシンプルで使いやすいと思うけど、それぞれに特徴があるのでケースバイケースではあるかな。

ナズさん
2つの制度を比較してみましょう。1年以上継続している会社の場合だよ。
(1年未満の会社は別の売上ダウン判定のルールがあります)

制度名 マルコロ融資 特別利子補給制度
利息補給してくれる機関 名古屋市保証協会 日本政策金融公庫
利息補給の期間 3年
返済据え置き期間 最大5年
信用保証料 ゼロ(補填) ゼロ(なし)
売上ダウンの基準 最近3ヵ月の売上高が、前年同月と比較して、15%以上減少 最近1ヵ月の売上高が、前年または前々年の同月と比較して、20%以上減少
売上ダウン判定の特徴 最近1ヶ月の売上高が前年同月に比べて15%以上減少しており、かつ、その後2か月を含む3か月間の売上高が前年同期に比べて15%以上減少することが見込まれること 最近1ヵ月に加え
その後2ヵ月も含めた3ヵ月間のうちのいずれかの1ヵ月で20%以上減少か比較(見込みではない、実数値
★小規模事業者の特例 15%→5%と読み替え 20%→15%と読み替え

ザパトくん
売上ダウンの基準はマルコロ融資の方が低い。あと、見込み数字での申請が可能。つまり融資対象に該当しやすい。

イムちゃん
公庫の特別利子補給制度は、見込み売上ではなく「あくまで実際の売上」なのですね。

ザパトくん
そこはポイントだね。
例えば、今日5月1日申込みの場合、4月売上=直近1ヶ月、その後の2ヶ月=5月、6月の実際の売上高で判定する。特別利子補給制度の制度趣旨は、本当に売上が落ちてしまった事業者への支援のため、見込み予測でなく、実際の売上数字をもとに判定して、後日、利子相当額を還元するという形となるわけだ。

イムちゃん
なるほど、直近1カ月の売上で20%ダウンでなくとも、翌月以後2か月内で20%ダウンとなる月があれば利子補給の対象となるわけですね。いったんは利息補給なしの形で融資が決まって、後の売上次第で補給が決まることもあるのですね。

ザパトくん
そういうこと。今後、運用が変わっていくこともあると思うけど、マルコロ融資を含めた、いわゆるセーフティネット融資は見込み売上で申請する分、決定が早く、事後で利息補給されないということはないわけだ。

ナズさん
ちなみに、小規模事業者には特例があるよ。
具体的には従業員20名以下の会社(商業・サービス業は5名以下)には、売上高15%ダウンでなく5%ダウンでもマルコロ融資の対象になるよ。ここは重要なポイントだね!ここは公庫の特別利子補給制度よりもダウン要件が緩和されているわ。

イムちゃん
今回は、名古屋市の制度の紹介ですが、他市町村でも同様の制度は設けられているのでご安心ください。
ザイムパートナーズも情報配信を忘れずに頑張ります!

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