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頑張る会社をもっと強くする!節税ブログ
平成26事務年度における法人税等の申告(課税)事績・調査事績の概要(名古屋国税局版) が11月に発表されています。ザイムパートナーズは、名古屋の税理士法人なので、全国の統計の話は他の税理士さんにお任せして、名古屋国税局の統計でお話ししますね。生まれも 育ちも名古屋国税局管内なのでご容赦をm(_ _ )m) とはいえ、全国版でも同じような数値になるのでご安心を。
さて、法人の黒字申告割合 という統計があります。
平成25年度では、黒字申告割合は27.6%
平成26年度では、 〃 29.5%
少しアップしてますね。 ちなみに、ここで平成26年度とあるのは、正確には平成26年7月1日 から27年6月30日までの期間のことです。 好景気の結果を受け、黒字申告割合が増えたことは間違いないのですが それでも3割。ざっくり7割は赤字の会社だよね〜と思ったあなた。 それは、勘違いです。 この黒字申告というのは、過年度から繰り越された欠損金等を控除した 後の所得金額が黒字という意味です。
要は欠損金を全て消化した法人 または欠損金など生じていない法人の割合を示しているだけでです。 つまり、この26年度のみで、黒字だった法人の数は、もっと多いのです。 言い換えれば、黒字だったけど、欠損金が残っていたおかげで法人税を 払う必要のなかった法人は、たくさんいるわけです。 この概要では触れられていませんが、某税務雑誌の発表に拠れば、 なんと57.4%の法人は欠損金控除前では黒字なのです。 関与先と話をする中で、「世の中の7割は赤字会社なんだよね・・・」と 落胆される方もみえますが、この赤字7割に引っ張られてはいけません。
26年度一年間で考えれば、黒字の会社が過半数なのです。 今回は、これを大きな声で叫びたかったです(笑)。ブログなので文字だけに なりますが・・・・ 26年度一年間で考えれば、黒字の会社が過半数ですよ〜 という事実をご理解いただき、黒字経営に向かって進んでいただければと 思います。 黒字にならないと節税する意味はないですし、そうするとこの『会社を強くする節税ブログ』の意味もないので(苦笑)
黒字だから、 純資産が相応に溜まっているから、 だから節税も考えて良いかな、というのが正しいスタンスです。とにかく節税 しようというスタンスでは会社はおかしくなってしまいます。 黒字を目指しましょう!ということで締めさせていただきます.
文;税理士・社会保険労務士 奥田正名
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