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【ザイパブログ】ザイムパートナーズスタッフのブログ

2015/12/20

ワークライフバランスを志向する組織には、共感できる価値観が必要となる

ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」と訳され、「一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことです。(Wikipediaより引用)

働く人の会社に投下する時間の最適化をどうするか?社員個人には、いくつかのライフステージがあり、いつまでも同じ働き方ができるとは限らない。結婚・出産・子育てなど、女性は一つの価値観で生きていくわけではないですし、女性に寄り添う存在が男性だとするならば、男性もがむしゃらに根性で仕事をやり続ければ成立するわけでもないはずです。

近年は介護という自分の意思とは別に、対峙せざるを得ない場面もあります。また、20代から30代のヒトの家族感が変化しているようにも感じます。端的にいえば、家族への優先順位が従来よりも高くなっている気がします。

家族>仕事 ということが実現できない会社では、仕事をする場所として選ばれにくくなるでしょう。採用面談をしているとそれを強く感じますし、能力や人格が優れていてもそれを活かす場所がないケースも増えてきています。

ワークライフバランス型の組織は基本的に束縛しない。ただし、個人の時間を阻害する要因を嫌うため、結束力が低くなります。いわゆるブラック企業は、この逆の組織となります。結果よりも、先ずは個人の時間をどこまで組織に惜しみなく投下できるか、ということが評価されます。残業するヤツがエライ!という組織ですね(残業代が出るか出ないかはさておき・・・)ダラダラ残業でも一定の評価はされるでしょう。経営者としては残業コストを払わない分、管理する手間も省けます(法律的にはアウトですが)

この組織は生産性を要求しない傾向が強く、仕事ができないヒトにはむしろ寛容です。そして結束力も高いです。分かりやすく例えれば、一所懸命な部活動に近い組織です。個人の時間を限界まで会社に投下することが可能であれば思考する時間がなくなるため、会社と個人の価値観が一致する確率も高くなります(というより価値観に迷う時間を与えない)。

ワークライフバランス型の組織は、その逆をいくわけですから、価値観の一致が難しくなります。また、時間で仕事の評価がされるわけではなく、結果のみで評価される組織となるでしょう。ワークライフバランスを志向する組織で仕事をするヒトには、一定水準のパフォーマンス(生産性)が常に求められます。

がむしゃらに頑張ります!という熱意をもっても意味はありません。ひたすら頑張っても、どれだけ残業しても、それ自体は評価に繋がりません。そういう意味では、シビアです。

弊社 ザイムパートナーズの目指す方向性は、ワークライフバランス型です。現実に子育てをしている女性スタッフが多いことや、税理士試験に取り組む者もいますし、ワークライフバランス型でないと成立しません。ただし、こういった組織は、日常の意思疎通が難しくなります。常時一緒にいることを求めていないからです。ここを誤ると組織として機能しにくい、自分勝手なヒトが集まる組織となってしまいます。

そのために、根幹となる『共有しないといけない価値観』は必要となります。組織としての価値観イコール行動方針 となります、弊社では、CREDOという形でそれを示しています。自由であることを是とするが、ザイムパートナーズという会社で仕事をする以上は、最低限の行動方針があるし、その方針を逸脱した行動を取るヒトは受け入れられないということになるでしょう。採用面談時にも、CREDOに共感できないときは、絶対に入社しないでくださいねと伝えるようにしています。

CREDO イコール こういう行動をするヒトと一緒に仕事したい という願いです。労務的な言葉でいえば、コンピテンシーです。お客様に良い仕事ができて&他のスタッフとの良い関係性を実現するために必要な『具体的な成果につながる行動』です。

仕事をするうえで、誰と一緒に仕事するか(どこの会社で仕事するか)という視点は、とても大切です。間違うと人生にほころびが生じます。一度転落すると、容易に復帰(待遇の維持)はできないものです。それは人手不足であっても変わりません。なので、長期的に仕事が続けられる会社を志向するのであれば、どんな価値観が求められているのかをチェックしたうえで決めた方が良いでしょう。

で、最後に何を言いたいかといいますと、そんな会社ですが、興味のある方はぜひ!ということで、スタッフ募集中です。税理士・社会保険労務士部門ともに募集しております。

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