ザイパブログ

スタッフの伊藤マユミです。
新しい年が始まり、社会活動がまた新たに出発した感がある１月ですね。

先日の安倍総理の年頭会見で『挑戦』の言葉が多用されたとの
記事がでていましたが、前へ進むために現状に甘んじることなく
常に『挑戦』していく姿勢は、個人単位でも同様に必要でしょう。

アベノミクスの成長戦略の一つに女性の雇用拡大があげられます
成果があったのか、女性就業者数は政権交代より85万人増えたとのこと。

まずは大企業中心ですが、女性の管理職登用の数値目標、
女性の活躍に向けた取り組みの行動計画の義務化などで
女性が働きやすい環境を整備していくようです。

これからの日本の成長の為に、女性の活躍を期待するとの事ですが
”応援するから子育ても介護も、仕事しながら全部こなしてね。”
と聞こえるその主張。
しかし実践するのは簡単な事ではありません。

子育てに関していえば、病気になると幼少期は子供を
一人にはしておけません。
自分は元気でも、子供体調次第で勤務が難しくなる事は度々あり
職場に迷惑をかけてしまうのは必至です。
当然、政府のセーフィーネットもすべての問題に対して
万全ではありません。

仕事をしながらの育児は、『自己解決できない事がある』
と思い知らされます。
また、終業後には家事と子供の世話という次の労働が待っているのです。

こういった状況が、どうしても男性と同じように就業する妨げの
要因の一つになり、家族や職場の理解と協力がなければ
現実的には仕事と育児の両立は困難です。

ここで私の今までの労働環境を振り返ってみると、新卒で入社した頃は
まだ結婚＝退職の風潮が当然にあり、友人を始め職場の先輩・後輩は
結婚を機に家庭に入っていきました。
次第にその時期は出産時へと移り、最近では制度の充実もあって、
退職することなく育児休業を取得する人は確実に増加しています。

少しずつ『女性の労働』に関して、社会全体の制度と意識が変わりつつあるのは
肌で感じますが、その理解と自由度は会社によってずいぶんと
温度差があるのではないでしょうか。

ザイムパートナーズには、リーダー職の女性がいます。
育児休業復帰するママ、働くママももいます。
女性も活躍できる職場だといえるでしょう。

また、業界では珍しいフレックスタイム制、私の様な短時間正社員も在籍し
子育てしやすい環境にあります。

ですが、その環境は会社なり個人なりが希望や状況に応えようと
『挑戦』した結果や過程なのであり、決して当たり前のものでもないと
思っています。
その元にある『期待』に応えるよう、自らの『挑戦と努力』も必要であり、
会社と職場の仲間と家族に対しての『感謝』と『謙虚な気持ち』は、
働く環境がどんなに整っても常に忘れてはいけない事だと思います。

女性に限らず、生活が多様化する現代社会では色々な環境の人々が
一緒に働く事になっていくでしょう。
その中で、自分だけの事を考えるのではなく、周囲への配慮も
大切にできる人と一緒に仕事ができたらいいなと思います。