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【ザイパブログ】ザイムパートナーズスタッフのブログ

2017/04/02

4月を迎えて思うこと(女性と仕事そして処遇。会社の期待する役割)

4月1日。まだ肌寒くはありますね。

暖かい日差しと、冷たい空気が共にある。自分的には好きな時期です。唐突ですが、良い会社はそんな感じだよなと思います。楽しいだけではない、厳しさもある。思い通りにならないこともあるけど、時が経てば自分の思いどおりにできることも増える。厳しくも楽しい。相反するものが混ざり合って会社は醸成していく・・・。いろんな癖が時間が経つうちに味になるという感じですね、きっと。

4月からは、ザイムパートナーズとしては珍しく正社員ではない雇用スタイルの方も増えます。ここ10年ほどは完全正社員体制の会社でしたが、多様な働き方を受け入れた上で良い意味での『平等』を実践していきたいと思い、少しづつ変化しています。その平等は、仕事の責務・内容に対して適切な待遇を用意するという意味になります。正社員であれば、正社員として求められる仕事をする。逆にパートであっても正社員と変わらない仕事ができる・取り組めるのであれば、正社員に近い処遇を行う。

シンプルに、会社が期待する仕事に取り組み、成果を出しているなら相応の処遇がされる。ここを前提にいろんなことを改善していく予定です。もちろん。正社員とパートでは差は生じます。同一労働・同一賃金の考え方は受け入れたうえで、仕事への関わり方に限定がある方(いわゆるパートさん)の処遇は正社員とは異なります。やはり、正社員は相応の処遇を受けるなかで、期待されている役割を果たす人と定義されます(少なくともザイムパートナーズの定義はこうなります)。そして期待される役割は変化していくもので、その変化を受け入れるヒトが正社員です。やはり正社員というのは重みがある、誰でもなれるものではないという位置づけで採用を考えていくべきだと思います。

ただ、受け入れられないから居場所がないというのではなく、変化を受け入れる時期でないのであれば、それに見合った処遇になる。場合によっては正社員ではなく、パートさんを選択するというのも、もちろんアリです。採用面接で多くの女性と話をしますが、ライフスタイルを考える中で正社員・短時間正社員・パートという勤務パターンのいずれを選ぶことも可能な会社にはしていきたいです。

ただ、短時間正社員というのは意外と難しい。文字どおり読むと、勤務時間は短いけど正社員なのです。仕事としては正社員と同じ役割・期待を求められます。恥ずかしながら、この運用が難しいなと悔やむことが多い春です。

りそな銀行で、この短時間正社員制度が話題になったことがあるのですが、仕事給という考え方を採用していると思われます。つまり正社員も短時間正社員も仕事内容は同じ。仕事内容が同じだから給与(時給)は同じ。ただし、勤務時間は異なるのだから月給ベースは当然異なる。家族の介護・小学校3年までの子どもがいる社員を対象に運用されています。

りそな銀行の短時間正社員制度

私自身もこのような考え方であり、正社員と名前がつく以上は、時間限定のなかで相応の仕事をしていただく(仕事の役割・質は変えないが、量は変える)。量が減る分は処遇は下がるという、のが平等な運用になるのだと考えています。ここを明確にしておかないと短時間正社員とパートの違いは何だ?という話になるので、明文化しないといけない。

ザイムパートナーズにおける平等って何ですか?と問われたときに迷うことのない制度を構築しないといけないステージに入ったのだと思います。組織が数人の間は、自分とスタッフの個々人の関係性のなかでの曖昧さが成立しますが、人数が増えてくると、関係性のなかでの曖昧さが機能しなくなる。多くのお客様が経験されていることでしょうし、ルール化は必要になります。

・・・と、社会保険労務士らしくブログを書いてみました。自分は、こういうことを考えるのが好きです。モテませんが、女性が仕事しやすい会社にはしたいと思っています(笑)。まだまだ、そこに達してはいないのでしょうが、いろんなステージの女性が輝ける場所にしたいです(もちろん男性も)。ただ、仕事における平等性を崩したくはありません。サークルではなく、会社ですからね。会社は、やはり厳しくも報われる場所ですよ。そこに、『そりゃ、そうだよね』と納得できるヒトが笑顔でいられる場でありたいです。

奥田家としては、2代目の柴犬。今年になってから仲間入りです。イイ笑顔してるな。犬もいろんな個性があって面白い。

いろんな個性が自分の周りにあって良い。

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