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頑張る会社をもっと強くする！節税ブログ

2017/12/02

名古屋の会社の申告状況は、こんな感じ？（名古屋国税局の統計より）

税務チームブログ

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後輩ちゃん
先輩、名古屋の会社が儲かっているか？とか税務調査の近況がどうなの？とか今すぐ教えてください
先輩くん
・・・質問が、唐突だよ。
後輩ちゃん
お客様としても気になるところです。とにかく教えてください。
先輩くん
分かったよ。実は、2017年11月に名古屋国税局から、「平成28事務年度における法人税等の申告（課税）事績・調査事績の概要」が発表されているよ。
後輩ちゃん
それは気になりますね。でも、ワタシ先輩と違って忙しいので、ポイントをわかりやすく、かつ速やかに教えてください。
先輩くん
・・・（一言多いよ、こいつ）えーと、先ずは、法人税の申告所得・納税金額は5年ぶりに減少している。統計期間は2016年4月1日から2017年3月31日までに終了した事業年度分だね。所得金額で前年比92％、納税額で前年比89％と意外にも減っている。
後輩ちゃん
新聞とかで目にする景況感と少しズレますね。世の中、そんなにイケイケでもないのかな？いや、人手不足による人件費増加とか設備投資による優遇税制の適用などが原因ですかね・・・。つまり、先行投資が多い分、所得・税金が減ったということかな？
先輩くん
こいつ、たまに鋭いよな。
後輩ちゃん
ちなみに、黒字申告をしている法人の割合はどれぐらいですか？
先輩くん
約32％。これはその年が黒字の法人ではなく、欠損金がない法人の割合だね。イメージとしては

3社に1社は過去のマイナスがない会社ということになる。この割合は6年連続上昇しているね。

後輩ちゃん
ふむふむ。利益の出ている元気な会社は増えているけど、全体としては投資の増加で申告所得は減っている、つまり、世の中のお金が流れていると言えますね。少なくとも名古屋国税局管内（愛知・三重・岐阜・静岡）は。
先輩くん
その分、税務調査での申告漏れ所得は増えている。税務調査で修正などがあった法人は9,664件（前年比102.9％）で、申告漏れ所得金額は952億円（同138.6％）、追徴税額は201億円（同136.7％）だ。
後輩ちゃん
申告所得は減っているけど、申告漏れの所得は増えているのですね。儲かったけど正しく申告していない会社が多いということですね・・・。
後輩ちゃん
ちなみに、申告漏れが多い不正割合の高い業種って何ですか？
先輩くん
今回のワースト１は、外国料理ということだよ。名古屋で飲食店開業している外国人の方が増えているのかもね。
後輩ちゃん
国税局の統計って面白いですね。先輩、私たちも不正の高い業種をチェックしに行きましょう
先輩くん
・・・それって、ご飯をごちそうしろってことだよね。
先輩さん
飲食店の税務調査では、調査官が実際にお店を利用して、レジの打ち方をチェックすることもあるよ。代金を払った翌朝に、お店の現金に調査官が支払ったお札がちゃんと入っているか（抜いてないか）をチェックすることも珍しくないわ。
先輩さん
飲食店などの現金商売での税務調査は、ほぼ予告なし。ゴミ箱に伝票を捨ててないかとか、お店独自のメモが残ってないかも見られることが多いよ。さあ、税務調査の勉強も兼ねて食事に、い・こ・う?
後輩ちゃん
ですね。ご飯を食べながら、もっと勉強しましょ?
先輩くん
うう・・・。ボクは脱税してないのに、お金が無くなるよ。こいつら税務署より怖いよ。

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