ZAIPA BLOG
ザイパブログ
頑張る会社をもっと強くする!節税ブログ
イムちゃん
新型コロナウイルスの影響で、融資・助成金。あと補助金と、いろいろと発表されていますね。
ザパトくん
そうだね。次々と情報が更新されるから、判断がつきにくいね。
ナズさん
今、公表されている制度は、“売上が昨年と比べて、どれだけ減ったか”が要件のものが多いですね。
ザパトくん
政府も、減少した売上をまずは補填してあげたい、という考えだからだね。
ナズさん
ということで、今回は売上の減少率に注目して、新型コロナウイルス関連の制度をおさらいしましょう!
1.売上が5%減少
【雇用調整助成金】
■要件
(1)、(2)の両方満たす
(1)「休業前月の前年同月」-「休業前月売上」=-5%以上減少
(1)、(2)の両方満たす
(1)「休業前月の前年同月」-「休業前月売上」=-5%以上減少
※事業所設置から1年経っていない場合は、「令和元年12月の売上」-「休業前月売上」
=5%以上減少 が要件となります。
(2)休業手当として、平均賃金の6割以上を支払っていること
■助成率
休業手当に相当する額の中小企業5分の4、大企業3分の2。
解雇を行わない場合は、中小企業10分の9、大企業4分の3。
(上限日額8,330円)
■注意点
- 労使間の協定が必要
- 休業の実施日の延日数が、雇用保険被保険者の所定労働延日数の40分の1(大企業は30分の1)以上となるもの。
- 所定労働日の全1日または半日(3時間以上全1日未満)の休業、あるいは所定労働時間内に当該事業所における部署・部門ごとなど、一定のまとまりで行われる短時間休業が対象。
【新型コロナウイルス感染症特別貸付】
■売上要件
(1)<原則>「前年又は前々年同月」-「当月売上」=5%以上減少
(2)<業歴3か月以上1年1か月未満の場合>次のいずれかを満たす
(1)<原則>「前年又は前々年同月」-「当月売上」=5%以上減少
(2)<業歴3か月以上1年1か月未満の場合>次のいずれかを満たす
(a)「直近3か月の平均売上」-「当月売上」=5%以上減少
(b)「令和元年12月の売上」-「当月売上」=5%以上減少
(c)「令和元年10月~12月の平均売上」-「当月売上」=5%以上減少
■限度額
6,000万(従業員10人以上は3億)
■メリット
設備資金20年以内、運転資金15年以内と比較的長い。据置期間も最大5年。無担保。
■注意点
6,000万(従業員10人以上は3億)
■メリット
設備資金20年以内、運転資金15年以内と比較的長い。据置期間も最大5年。無担保。
■注意点
- 中長期的に見て、回復する見込みがあることが前提。
- 特別利子補給制度を併用(実質無利子化)には、前年比15%(あるいは20%)減少の追加要件あり。
2.売上が15%減少
【危機関連保証】
■売上要件
(1)、(2)の両方満たす
(1) 「前年同月」―「当月売上」=15%以上減少
(2) 「前年同月~翌々月」―「当月~翌々月」 =15%以上減少
店舗増加によって売上規模が増加していても、加味して比較。
■限度額
2億8,000万(うち無担保は8,000万)
■メリット
一般保証枠で既に借入をしていても、別枠のため借入が可能。
■注意点
設備・運転資金いずれも10年以内
(1)、(2)の両方満たす
(1) 「前年同月」―「当月売上」=15%以上減少
(2) 「前年同月~翌々月」―「当月~翌々月」 =15%以上減少
店舗増加によって売上規模が増加していても、加味して比較。
■限度額
2億8,000万(うち無担保は8,000万)
■メリット
一般保証枠で既に借入をしていても、別枠のため借入が可能。
■注意点
設備・運転資金いずれも10年以内
3.売上が20%減少
【セーフティネット保証4号】
■売上要件
(1)、(2)の両方満たす
(1)「前年同月」―「当月売上」=20%以上減少
(2) 「前年同月~翌々月」―「当月~翌々月」 =20%以上減少
店舗増加によって売上規模が増加していても、加味して比較。
■限度額
2億8,000万(うち無担保は8,000万)
■メリット
一般保証枠で既に借入をしていても、別枠のため借入が可能。
■注意点
(1)、(2)の両方満たす
(1)「前年同月」―「当月売上」=20%以上減少
(2) 「前年同月~翌々月」―「当月~翌々月」 =20%以上減少
店舗増加によって売上規模が増加していても、加味して比較。
■限度額
2億8,000万(うち無担保は8,000万)
■メリット
一般保証枠で既に借入をしていても、別枠のため借入が可能。
■注意点
- 実施期間が令和2年6月30日まで。短期なので注意。
- 返済の据置期間も1年と、他の制度に比べて短い。
4.売上が50%減少
【持続化給付金】
■売上要件
「前年同月」―「当月売上」=50%以上減少
■限度額
法人:200万、個人事業主:100万
■メリット
融資と違い、返還不要。
個人事業者も含めて、ほとんどの中小企業は対象となる。
■注意点
50%減少していても、前年の年間との比較で対象とならない場合もある。
「前年同月」―「当月売上」=50%以上減少
■限度額
法人:200万、個人事業主:100万
■メリット
融資と違い、返還不要。
個人事業者も含めて、ほとんどの中小企業は対象となる。
■注意点
50%減少していても、前年の年間との比較で対象とならない場合もある。
ザパトくん
①の注意点だけど、雇用調整助成金は2020年1月以降に雇用保険を設置した事業所は対象外となる。新型コロナウイルス感染症特別貸付 と②③は、創業後3か月未満の事業者は対象外とされている。
ナズさん
あくまで新型コロナウイルスによる売上減少を補填する制度ということですね。各制度を見てみると、まずは売上をきちんと集計することが第一歩になりそうですね。
ザパトくん
そうだね。法人であれば通常 は帳簿 をつけているはずだけど、融資や助成金を受けるためには、売上の把握と今後の見込みを冷静に判断することが必要なんだ。
イムちゃん
そのうえで、会社 が続いていくために制度を最大限 活用していきたいですね。・・・早速お客様にご案内してきます!ウイルスに負けずにお客様とお話してきます。さあ、出かけなきゃ!
ザパトくん
伝えることは大事だけど、打ち合わせはウェブミーティングで頼むよ・・・。緊急事態宣言で直接訪問は難しいけど、伝えることは積極的にやっていこう。
イムちゃん
ザイムパートナーズは、ZOOMでのオンラインミーティングにも対応している税理士・社労士・行政書士事務所でしたね。お気軽にご相談ください。
ナズさん
宣伝は、ほどほどにね(笑)
RECOMMEND
このブログの他の記事
-
-
2021/12/28
-
-
2021/11/07
-
-
2021/10/29
BLOG
NEW POST
-
贈与税から逃げ切れる?相続・贈与の一体課税とは。
税務チームブログ
2021/12/28
-
110万円をちょこっと超えた贈与で、贈与税申告を敢えて選択した方がいい?それってどういうこと。
税務チームブログ
2021/11/15
-
インボイス事業者の公表サイトがOPEN
税務チームブログ
2021/11/07
ARCHIVE